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仕事では話せるのに
婚活では本音を言えない
40代女性へ
仕事では、必要なことを説明できる。
相手の意見を聞き、自分の考えも伝えられる。
それなのに婚活になると、急に「何を言えば正解なのか」ばかり考えてしまうことがあります。
結婚相談所で活動する40代女性から、次のようなご相談をいただくことがあります。
「仕事では普通に話せるのに、仮交際になると緊張します」
「相手に嫌われそうで、自分の希望を言えません」
「楽しかったと伝えることさえ、重いと思われそうで迷います」
「何を食べたいか聞かれても、相手に合わせてしまいます」
「何度会っても、表面的な会話のまま関係が深まりません」
会話ができないわけではありません。
むしろ、周囲に配慮しながら話すことができる、真面目で対人能力の高い方ほど起こりやすい悩みです。
仕事では目的や役割が決まっています。
何を伝えるべきか。
何を確認すべきか。
どこまで踏み込めばいいか。
ある程度の正解があります。
しかし婚活には、明確な正解がありません。
自分の気持ちを出したとき、相手がどう受け取るか分からない。
その不確かさが怖くなり、無難な会話や相手に合わせた受け答えが増えていくのです。
今日は、仕事では話せるのに婚活では本音を言えない理由と、無理なく関係を深めるための考え方を整理します。
1. 婚活では「伝えること」より「評価されること」が気になる
仕事の会話では、相手にどう評価されるかを気にしながらも、業務を進めるという目的があります。
そのため、必要な意見は伝えられます。
ところが婚活では、自分自身が評価対象になっているように感じやすくなります。
会話中に考えてしまうこと
・この答えで印象を悪くしないか
・面倒な女性だと思われないか
・結婚を焦っていると思われないか
・自分の希望を言ったら、わがままに見えないか
・好意を見せたら、重いと思われないか
こうなると、会話の目的が「相手を知ること」から「失点しないこと」へ変わります。
自分の本音を伝えるより、相手にとって都合のよい答えを探すようになります。
その結果、感じのよい会話はできても、あなた自身が見えないまま終わってしまうのです。
2. 相手に合わせるほど、関係は安全になるが深まらない
相手に合わせることは、悪いことではありません。
初対面や交際初期には、相手への配慮が必要です。
ただ、毎回すべてを相手に合わせていると、関係は衝突しにくい代わりに、深まりにくくなります。
合わせすぎている会話
「何が食べたいですか?」
「何でも大丈夫です」
「次はどこへ行きたいですか?」
「〇〇さんの行きたいところで大丈夫です」
「今日はどうでしたか?」
「楽しかったです」
「交際についてどう思っていますか?」
「まだ分かりません」
どの答えも間違いではありません。
しかし、相手から見ると、あなたの好みや気持ちが分かりません。
「嫌われてはいないようだけれど、何を考えているのか分からない」
そんな印象を持たれることがあります。
相手に合わせることは、関係を守る方法にはなります。
でも、関係を育てるためには、自分の小さな希望も必要です。
3. 本音を言うことは、すべてを告白することではない
「本音を伝えましょう」と言われると、急に深い気持ちまで話さなければならないように感じる方がいます。
でも、本音はもっと小さなところから出して構いません。
小さな本音の例
「今日は和食の気分です」
「人が多い場所より、落ち着いたお店の方が話しやすいです」
「先ほどの話は、もう少し聞いてみたいと思いました」
「今日は少し緊張していましたが、お会いできて嬉しかったです」
「私は連絡が少しある方が安心しやすいです」
本音とは、相手に感情をぶつけることではありません。
自分の好み、感じたこと、安心することを、相手が受け取りやすい大きさで伝えることです。
最初から重要な価値観をすべて話す必要はありません。
小さな本音を出し、そのときの相手の反応を見る。
その積み重ねで、安心して話せる相手かどうかが見えてきます。
4. 感想を一言足すだけで、会話は深くなる
会話を深めるために、特別な質問を用意する必要はありません。
相手の話に対して、自分がどう感じたかを一言足すだけでも、表面的な会話から抜けやすくなります。
| 表面的になりやすい返し | 気持ちが伝わる返し |
|---|---|
| 「そうなんですね」 | 「その考え方は、誠実だなと感じました」 |
| 「楽しそうですね」 | 「そういう休日なら、私も落ち着いて過ごせそうです」 |
| 「大変でしたね」 | 「それでも続けてこられたことに、責任感を感じます」 |
| 「分かりました」 | 「私は少し違う考えですが、そう考える理由は分かる気がします」 |
自分の感想を伝えると、相手もあなたの考えを知ることができます。
さらに、相手がその感想をどう受け止めるかも確認できます。
婚活で見るべきなのは、会話が盛り上がるかだけではありません。
自分の感じ方を伝えたときに、否定せず受け取ってくれる相手かどうかです。
5. 意見の違いは、相性の悪さではなく確認の機会
本音を言えない方は、意見が違うことを怖がります。
違う意見を言ったら嫌われる。
面倒な女性だと思われる。
関係が終わってしまう。
そう感じるため、同意できないことにも合わせてしまいます。
しかし結婚生活では、意見が違う場面が必ずあります。
違いが出たときの伝え方
「私は少し違う考えですが、〇〇さんがそう考える理由も知りたいです」
「私はこの部分が少し不安なので、もう少し相談できると安心です」
「どちらかに合わせるのではなく、二人に無理のない方法を考えたいです」
「今すぐ結論を出すより、もう少し話しながら考えたいです」
意見の違いは、関係を壊すものとは限りません。
むしろ、違いを話し合える相手かどうかを確認する機会です。
本音を出して関係が終わるなら、その関係は結婚後もあなたが合わせ続けなければ保てなかった可能性があります。
6. 好意も、小さく言葉にしなければ伝わらない
本音を言えない方は、不満だけでなく好意も隠します。
好きだと思われるのが恥ずかしい。
自分の方が前向きだと不利になる気がする。
重いと思われたくない。
そのため、楽しかった日も淡々と終えてしまいます。
重くなりにくい好意の伝え方
「今日のお話は、前回より自然にできた気がして嬉しかったです」
「その話を聞いて、〇〇さんのことを少し知れた気がしました」
「またお会いして、続きを聞けたら嬉しいです」
「お店を選んでくださって、ありがとうございました。落ち着いて話せました」
好意を伝えることは、交際を迫ることではありません。
相手との時間をどう受け取ったかを伝えることです。
何も伝えないまま相手の積極性だけを待っていると、相手もあなたの気持ちが分からず、距離を縮めにくくなります。
7. 本音を言える人ではなく、言っても大丈夫な相手を選ぶ
本音を言えないと、自分のコミュニケーション能力だけを責めてしまうことがあります。
もっと素直にならなければ。
もっと自分から話さなければ。
もっと積極的にならなければ。
でも、本音は一人の努力だけで出せるものではありません。
相手が急かさずに聞いてくれる。
違う意見を否定しない。
小さな希望を面倒がらない。
不安を話しても、軽く扱わない。
そうした安全な関係があって、少しずつ言えるようになります。
婚活で探すのは、
何でも上手に話せる自分ではありません。
うまく言葉にならないときも、
急かさず受け取ってくれる相手です。
本音を言うことは、自分を無防備にすることではありません。
小さく伝えながら、その人が安全な相手かを確認することです。
ラシュランでは、仮交際で言えなかった本音も一緒に整理します
結婚相談所ラシュランでは、立川・多摩地区を中心に、30代後半・40代・再婚希望の方の婚活をサポートしています。
仮交際で関係が深まらないとき、会話のテクニックだけを見直すわけではありません。
どの場面で言葉が止まったのか。
何を伝えることが怖かったのか。
本当は相手にどうしてほしかったのか。
相手は小さな本音を受け取れる人だったのか。
そうしたことを一緒に整理します。
「何を話せばいいか分からない」の奥には、言葉がないのではなく、言っても大丈夫か分からない不安が隠れていることがあります。
相手に合わせ続けて疲れてしまう方は、まず小さな希望を言葉にするところから始めてみてください。
よくあるご質問
Q. 婚活で本音を言うと、重い女性だと思われませんか?
本音の伝え方と大きさによります。最初から深い感情をすべて話す必要はありません。食事の希望や感じたことなど、小さな本音から伝えるとよいでしょう。
Q. 相手に合わせることの何が問題なのでしょうか?
配慮すること自体は問題ありません。ただし、すべてを合わせると、相手からあなたの好みや気持ちが見えず、関係が深まりにくくなります。
Q. 仮交際で自分の希望を言うのが怖い場合、何から始めればいいですか?
食べたいもの、行きたい場所、連絡の受け取り方など、小さく具体的な希望から始めてください。伝えたときの相手の反応を見ることも大切です。
今日の記事のまとめ
・婚活では、伝えることより評価されることが気になりやすい
・相手に合わせ続けると、衝突は避けられても関係が深まりにくい
・本音は、好みや感想など小さなことから伝えていい
・好意も言葉にしなければ、相手には見えにくい
・本音を言える自分より、言っても大丈夫な相手を選ぶ


