ラシュランは、東京都立川市の結婚相談所です。

はじめに

婚活の現場でよく聞かれる悩みのひとつが、「お見合いしても、ときめきを感じないんです」という声です。結婚相談所を通じた出会いは、安心・安全が前提の中で行われますが、その分、恋愛特有のドキドキ感が薄れてしまうこともあります。これに不安を感じ、「このままで本当に結婚できるの？」「気持ちが動かないのは、相手が違うってこと？」と立ち止まってしまう方も少なくありません。

確かに、“恋愛の始まり”と聞くと、どこかロマンチックで胸が高鳴るような体験を想像するかもしれません。しかし、現実の結婚生活に必要なのは、一時的なときめきよりも「安心して共にいられる関係」だったり、「価値観の共有」だったりするのです。婚活においては、恋愛感情よりも優先されるべき感覚や視点があるのです。

今回は、「婚活でときめかないのは普通なのか？」という問いを出発点に、ときめきの正体と、結婚に本当に必要な“心の動き”について掘り下げていきます。

婚活で“ときめき”を感じないのは普通？結婚に必要な感情とは

① ときめきと結婚は別物？

ときめきとは、一般的に「新鮮さ」や「刺激」によって引き起こされる感情です。恋愛初期の高揚感、相手との駆け引き、予測不可能な言動などがきっかけとなり、心が揺さぶられるような感覚が生まれます。しかし、その感情は時間と共に落ち着いていくもので、長期的なパートナーシップにおいては持続しにくい特徴があります。

一方、結婚に求められるのは、安定や安心感、信頼といった“長続きする感情”です。たしかに「ときめき」は最初のきっかけにはなるかもしれませんが、それだけでは結婚生活を支え続けることはできません。恋愛と結婚は、求める感情の質が違うことを理解することが大切です。

さらに言えば、ときめきが強すぎると冷静さを失いやすく、相手の本質や相性を見誤る危険性すらあります。ときめきは感情のスパイスにはなりますが、それだけに依存してしまうと、現実の生活における困難への耐性が低くなってしまう可能性もあるのです。

② 婚活でときめかない理由

婚活では、プロフィールや条件から先に入るため、恋愛のような“偶発的な出会い”や“運命的な流れ”が起こりにくいものです。お互いに「結婚を前提」として会う分、慎重さや遠慮もあり、感情よりも理性が先行しやすいのです。

また、年齢を重ねると、感情の起伏も若い頃に比べて落ち着いてくるため、ときめきを感じにくくなるという身体的な側面も無視できません。感情の刺激に対する反応が変化するのは自然なことです。過去の恋愛経験が積み重なることで、どこか冷静な自分がいる…そんな自覚がある方も多いのではないでしょうか。

婚活中は、“新しい出会いを楽しむ”という視点よりも、“条件に合うか”“将来設計が一致しているか”を優先してしまいがちです。それは悪いことではありませんが、感情を感じる余白が少なくなるため、“ときめかない自分”に戸惑う結果を生んでしまうのです。

③ ときめきよりも大切な“感覚”

ときめきがなくても、「この人と一緒にいると落ち着く」「気を遣わずにいられる」「沈黙が苦にならない」などの感覚は、とても重要なサインです。これらは“安心感”という信頼の土台となる感情で、長い結婚生活を続けるうえでの強い味方になります。

実際、成婚したカップルの中には「最初は特にときめきがあったわけじゃない」という方が少なくありません。それでも、「自然体でいられた」「何となく一緒にいるのが心地よかった」と振り返るケースが多く見受けられます。結婚生活は、日々の積み重ねであり、突発的なイベントではないからこそ、心が落ち着く相手かどうかが重要なのです。

また、会話のテンポが合う、笑いのツボが似ている、同じものを見て感動できる…そんな細やかな“感性の一致”も、見逃せないポイントです。それらはときめきのように派手ではありませんが、穏やかな幸福をもたらしてくれるでしょう。

④ “じんわり好き”は恋のはじまり

恋愛には、火花が散るような情熱的な始まりだけでなく、じんわりと温まるような静かなスタートもあります。何度か会っていくなかで「なんだか気になる」「もう一度会いたい」と思えるなら、それは立派な恋愛感情の芽生えです。

特に結婚相談所での出会いは、“育てる恋”の要素が強くなります。最初から盛り上がる恋ではなく、関係性の中でじっくりと感情が育まれることも珍しくありません。むしろ、初対面で強くときめいてしまった相手とは、期待が大きすぎて冷めるのも早いというジレンマもあるのです。

小さな「好意」が、次第に信頼や愛情へと変わっていく。その過程を丁寧に味わうことができる人ほど、穏やかで長続きする関係を築いていけるのです。

⑤ 自分の感情を信じる力

婚活中は、「周りと比べてしまう」「理想通りじゃないと納得できない」といった外的な評価軸に影響されがちです。しかし、最終的に一緒に暮らしていくのは“他人の評価ではなく、自分の感情”を基準に選んだ相手です。

SNSや婚活体験談を見て、「自分は間違っているのかも」と不安になることもあるかもしれません。でも、大切なのは「自分がどう感じたか」。どんなに条件が良くても、どんなに周りがすすめても、自分の心が動かない相手と無理に進んでも、幸せは長続きしないのです。

自分の気持ちを正直に見つめること。そして、その気持ちに根拠がなくても、否定せずに受け止めてあげること。それが、自分にふさわしいパートナーを選ぶための、最も信頼できる“コンパス”になるのです。

まとめ

婚活で「ときめかない」と感じることは、ごく自然なことです。恋愛のようなドラマチックな展開が起きにくい分、婚活では“じわじわ育つ感情”や“心地よさ”を大切にしていく必要があります。

一緒にいて安心できるか、自分らしくいられるか。こうした感覚こそが、結婚生活を支える最も重要な基盤となります。ときめきがなくても、それは「合わない」という意味ではなく、「これから関係が深まる可能性がある」というサインかもしれません。

焦らず、心の動きに素直になってください。そして、表面的な条件や一時の感情にとらわれず、自分にとって“幸せな関係”とは何かを見つめること。それが、婚活における本当の成功への道です。

どうか、あなたの婚活の旅がより良い方向に向かいますように…

立川市の結婚相談所ラシュランのカウンセラーは、あなたの同志でバディです。

あなたの婚活が最短最速で実現するよう全力でサポートいたします。

あなたの婚活が成功し、素晴らしいパートナーと出逢えることを、心から応援しています！

望月　美緒

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