Blog
婚活ブログ
Blog
ラシュランは、東京都立川市の結婚相談所です。
目次
はじめに
「年収も高いし、学歴も申し分ない。性格も優しそう。なのに、なぜか心が動かない…」婚活をしていると、こうした感覚に戸惑うことがあります。条件としては“理想的”なはずの相手を前にして、気持ちが盛り上がらない。むしろ、自分の心が冷めていくような気がして、「どうしてこんな気持ちになるんだろう?」と悩んでしまう方も少なくありません。
このような状況は、決して珍しいことではありません。実は、条件と感情には微妙な“ズレ”が生じることがあるのです。私たちは理性的には「こういう人がいい」と思っていても、感情は別のところで動いています。そのため、「条件はいいのに惹かれない」という現象が起こるのです。
本記事では、婚活において「条件は良いのに好きになれない」と感じる理由を、心のメカニズムや過去の恋愛経験、人間関係の深さなどの視点から深掘りします。そして、そこから見えてくる“本当に大切な相手”を見極めるヒントについてもお伝えします。あなたの迷いが少しでも軽くなり、自分らしい婚活の指針が見つかるきっかけになりますように。
条件が良い相手なのに好きになれない理由とは?
① 条件で選ぶ婚活の落とし穴
婚活では、まず「条件ありき」で相手を探しがちです。「年収は〇〇万円以上」「大卒以上」「長男以外」など、細かく条件を設定して検索することが一般的です。
もちろん、これは悪いことではありません。条件を明確にすることで、自分に合わない相手を避け、理想に近い人と出会いやすくなるメリットがあります。しかし、条件だけで「良い人かどうか」を判断しようとすると、“感情の部分”が置き去りにされてしまうのです。
また、条件が整いすぎている人に出会ったとき、自分とのギャップにプレッシャーを感じたり、「完璧すぎて隙がない」と無意識に身構えてしまうこともあります。恋愛は感情のやり取りです。頭で納得しても、心が「違う」と言っているなら、何か見落としているものがあるのかもしれません。
② 心が動かない本当の理由
「条件は良いのに好きになれない」というのは、感情のレベルで違和感があるということです。その背景には、無意識のうちに抱えている「過去の恋愛の影響」や「理想像との乖離」、あるいは「恋愛に対する恐れ」が隠れていることがあります。
例えば、過去に強く惹かれた相手に振られた経験があると、「惹かれすぎると傷つく」という恐怖が心のどこかに残り、あえて“無難な相手”を選ぼうとする傾向があります。その反動で、感情が動かない相手に安心感を感じつつも、やはりどこか物足りなさを抱えてしまうのです。
また、世間や周囲の期待に合わせて「このくらいの条件の人と結婚しないといけない」という意識が強いと、心ではしっくり来ていなくても、自分を無理に納得させようとしてしまいます。これは、婚活が長引くほど起こりやすい現象でもあります。
③ 自分にとっての“心地よさ”を見直す
婚活でよく誤解されているのが、「恋愛=ときめき」という思い込みです。確かに、ときめきは恋愛の入り口として重要ですが、結婚相手に求めるのは「安定感」「信頼」「安心して自分を出せる関係」であることが多いものです。
心がなかなか動かないと感じたときは、「この人と一緒にいてリラックスできるか」「自分らしくいられるか」に意識を向けてみましょう。すぐに恋愛感情が湧かなくても、何度か会ううちに「この人となら自然体でいられる」と感じる瞬間が訪れることもあります。
また、相手の話に耳を傾けたり、共通の趣味や価値観を探るなかで、じわじわと「いいな」と思えるようになる場合も多いのです。最初から火花が散るような関係だけが“正解”ではありません。結婚生活は長く続くものだからこそ、「じんわりと温かい関係」こそが安定した未来につながります。
④条件の優先順位を見直す
婚活ではどうしても“理想”を高く掲げがちですが、それらをすべて満たす人と出会える確率は決して高くありません。そのため、「絶対に譲れない条件」と「妥協してもいい条件」を整理しておくことが重要です。
例えば、「経済的安定」は譲れないが、「学歴」はそこまで気にしない、といったように、自分の中で優先順位をつけていくと、選択の幅が広がります。すると、「あの人、条件は少し足りないけど一緒にいると安心する」と感じられる相手が、実は一番フィットする存在だったと気づけることもあります。
理想通りではないからこそ、一緒に成長できる関係になることもあります。「条件」ではなく「関係性の質」に目を向けることが、心から好きになれる相手に出会う近道です。
⑤違和感は“学び”のサイン
「条件は良いのに惹かれない」と感じたときこそ、自分の本音と向き合う絶好のチャンスです。その違和感を否定せず、「なぜ惹かれないのか」「どんな人に惹かれるのか」と丁寧に問いかけてみましょう。
感情が動かないのは、まだ相手を十分に理解していないだけかもしれません。逆に、自分自身が無理をしていることに気づけるヒントかもしれません。
婚活を通じて、自分の感性や価値観を深く知ることは、結果的にあなたの人生全体を豊かにしてくれます。出会いの一つひとつに意味があると信じて、心と丁寧に対話する姿勢を大切にしてみてください。
まとめ
条件が整っている相手に心が動かないのは、決してあなたに問題があるわけではありません。それは、心があなたに「もっと深いところを見てほしい」と訴えているサインかもしれません。
恋愛感情は、相手の年収や肩書きではなく、“心のつながり”や“安心感”から芽生えるものです。婚活ではどうしても条件面に目が行きがちですが、本当に大切なのは「一緒にいてホッとできるか」「この人となら未来を描けそうか」といった感覚的な部分。
自分の感情を否定することなく、素直に受け止めてあげてください。そして、焦らず、自分のペースで本当に心から惹かれる相手を探していきましょう。
婚活は“選ぶ”作業であると同時に、“気づく”旅でもあります。条件に惑わされすぎず、自分の心に正直になることで、あなたにとっての運命の人はきっと現れます。あなたの感性と感情に誠実でいることが、幸せな結婚への第一歩なのです。
